昨今古い建物の保存の重要性が取り沙汰されていますが、農家のような大きいな建物を、前面改修すると費用もかさみ、現実味が薄れてしまいます。Y邸も、砺波平野の典型的な農家で祖母をはじめとした、4世代7人家族。子供の成長につれ、従来の間取りでは生活しづらくなり、リホームのお話をいただきました。今回は半分くらいの部分改修となりましたが、10年から20年周期で行われる改修を通して家全体が活性化していく第一歩となるように計画した。旧家の雰囲気と共存した居間を中心として、家族全員が集まれるLDKを提案。各寝室も居間や吹抜空間から出入りするような間取りとしました。