築20年の木造の教会の改修工事です。1階は牧師館2階に礼拝堂があるため、教会員の高齢化に備えて小型エレベーターの設置と礼拝堂の模様替えから始まった設計でしたが、牧師の熱意から本格的な改修工事に発展していきました。狭かった玄関の増築・小型エレベーターの設置・礼拝堂の全面改修を行ない平面を大きく変えることなく仕上げや建具・家具・照明などにを慎重に選定していくことで、教会は生まれ変わりました。
礼拝堂では既存のアルミサッシュがあまりにも無表情だったので、内部に木製建具を設けることにより、光の入り方を調節し、祈りの場としてふさわしい空間に仕上げることができた。礼拝堂の壁・天井に使った珪藻土はオルガンの響きを豊かにすることに成功した。